核の皮(2)

今貴方がこの現実社会で担っている役割の数々・・・

それを一つ一つ

着ぐるみを脱ぎ捨てるように剥ぎ取っていった時

最後にそこに残るのは

一体どんな貴方でしょう


貴方が今一生懸命担っている役割を必要無いと言っているのでは決してありません。

貴方がご自分の何処かで必要性があると感じているその役割を寧ろとても繊細な大切なものとして考え丁寧に向き合っていきたい、そう思います。

ただ建物の構造と同じで、

いくら立派な上モノを建てたとしてもその土台が無ければちょっとした揺れでそれまで一生懸命建ててきたその建物も簡単に壊れてしまうのです。

逆にしっかりとした土台が存在していればちょっとやそっとで倒れない、そしてご自分の大切な存在にとっても安心できる建物となるのです。

何がその“土台”となるのか。

それは人によって本当に様々です。

具体的な存在物であったり、何か信念のようなものであったり、等々。

ただ一つ言える事は、

“ソレ”に気付いた時、自身の認める認めたくないという気持ちに関係なく、

「ああ、これだったのか」

と心の奥底の部分、魂の部分で“分かる”という事です。

「もっと大きな使命のようなものに支えられていると思っていたのに、実は芯の部分は自分にとって余りにも当たり前と思っていたものだった。」

そんな話しもよく耳にします。

「自分には大きな使命があるはずなのだからこんなものが自分の土台なわけはない。」

そう思ったとしても認めざる負えないのです。

だって知ってしまったのだから。

そして実際知ってしまった時にはそんな否認的な感情は多分ですが出てきません。

墜落必死の飛行機から決死の覚悟で飛び降りたパイロットが無事に地面に降り立った瞬間の心境に似ているかもしれません。

安堵と歓喜と、そして少しの諦めと。

私自身ソレにばったり気付いてしまった瞬間があったのですが、

その余りにも当たり前過ぎる事実に思わず苦笑してしまいました。

『灯台下暗し』とはよくいったものです。

そして尚且つもう一つだけ言わせていただけるならば、

その小さいかもしれない、けれどもとても強固な土台があるからこそ

大きな事も成し遂げられるのです。


貴方がこの生の世界で生きていく上で土台となる何かに

もう貴方は既に出会っているのかもしれません。

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